7年ぶりの優勝を狙うアルバルク東京がシーホース三河に73-55で勝利し、2年ぶりの4強入りを決めた。第1クオーター(Q)からA東京の持ち味の固い守備を生かし、三河のエース金丸を徹底マーク。ボールをほとんど持たせず、17-11とする。

第2Q、田中大貴(27)のアシストからアレックス・カーク(27)がダンクを決めるなど、好連係から試合を支配する。第3Q、竹内譲次(33)が速攻から走り込んでシュートを決めるなど果敢に攻め込み、9得点を挙げる。第4Q終盤、新加入したシェーファー・アヴィ・幸樹(20)、特別指定選手の東海大3年平岩玄(21)もコートに立ち、73-55で締めくくった。

この試合で14得点を挙げた竹内は「ディフェンスから入ることを心がけた。負けたらいやでも終わるので、気持ちは自然と入る」と振り返った。昨年大会は予選で敗退し、ファイナルラウンドには駒を進めなかった。今大会も竹内、田中、馬場と日本代表が代表戦を戦う中、チームとして予選を勝ち上がってつかみ取ったファイナルラウンドの舞台。「去年はこの舞台に立てなかった。予選を勝ち抜いてくれたことにも感謝したいしそのぶんチームとしても勝ち残りたい」と準決勝、決勝に向けても闘志を燃やした。