世界ランク9位の錦織圭(29=日清食品)が相手の棄権で1回戦を突破した。同176位のカミル・マイクシャク(23=ポーランド)との対戦はフルセットに持ち込まれたが、そこで相手が棄権。2回戦進出が決まった。

苦しい戦いだった。初対戦の格下相手に大苦戦。セットカウント0-2と追い込まれたが、そこからマイクシャクが負傷か脱水症状のような状態に陥る。そこから2セットを取り返す。最後は相手の棄権で試合を終えた。

錦織は「彼は絶好調で、(試合展開は)予測できなかった。ケガは残念。その中で全力で逆転しようとして勝てて良かった。運が良かった。崖っぷちで試合に勝ってホッとした」と複雑な表情ながらも2回戦に進出したことを評価した。

錦織は全豪オープン前のブリスベン国際を制しているため、2019年は負けなしの5連勝。一応、好スタートの形となった。

2回戦の相手はカロビッチ(クロアチア)に決まった。