20年東京オリンピック(五輪)で正式種目になる混合ダブルスの3回戦で、17年世界選手権金メダルの吉村真晴(名古屋ダイハツ)石川佳純(全農)組が敗れる波乱があった。

高見真己、船本さくら(ともに愛知工大)組に6-11、8-11と2ゲームを先取されると、第3ゲームを11-8で取り返したものの、続く第4ゲームは4-11となり、1-3で敗退した。

さすがに、2人ともぼうぜんとした表情。吉村は「彼(高見)のバックハンドが素晴らしいのは分かっていた。バックハンドを振った時に、ほとんど点数になっている。そこを崩せなかったのが敗因です。あんなに速いチキータは、なかなかない。対応できませんでした」と悔しそうに話した。

石川も「どっちに来るか、分からなくて…。自分のレシーブ、サーブが甘かったです。チャンスボールを相手に回してしまった。優勝を目指していたので残念。負けてしまったので、残りの(女子)ダブルス、シングルスでは1戦、1戦、勝っていけるようにしたい」と言葉を振り絞った。

張本智和、長崎美柚(ともにエリートアカデミー)組、森薗政崇(岡山リベッツ)伊藤美誠(スターツSC)組は順当に3回戦を突破。張本の妹で小学4年の張本美和(木下グループ)星優真(仙台ジュニアクラブ)組は、3回戦で0-3のストレート負けとなった。