快進撃を続けていた張本美和(10=木下グループ)が初めての大会を終えた。

ジュニア女子4回戦ではスーパーシードで3回戦からの登場だった青木優佳(神奈川・横浜隼人高)に2-3で敗れた。相手の威力ある強打に押されて2ゲームを先取されたが、3ゲーム目は12-10で奪取。続く4ゲーム目も11-9で引き寄せ、最終ゲームも8-8まで粘ったが、最後は3連続ポイントで屈した。

午後からのシニアでは2回戦で池上玲子(愛媛銀行)を3-1で下し、平野美宇に並ぶ小4でのシニア2勝の快挙を達成。3回戦では朝田茉依(同大)に敗れたものの、確かな足跡を刻み「試合は楽しかったけれど、負けると悔しいです。同じミスを何度もしてしまった」と振り返った。

兄の智和(15=エリートアカデミー)同様、年上の選手相手に頼もしく連戦を戦い抜いた10歳。取材エリアでの空き時間では座った瞬間に寝てしまうほどの疲労の中、ダブルスを含めた3日間で10試合をこなした。