日本体操協会は19日、都内で常務理事会を開き、3月で退任する体操の塚原千恵子女子強化本部長(71)の後任に、96年アトランタ五輪代表の田中光氏(46)を選んだ。

昨年の世界選手権で女子監督を務めた実績などを踏まえた。任期は2年間で、新体制で20年東京五輪に臨む。塚原女子強化本部長は宮川紗江からのパワハラ告発で一時職務停止となったが、第三者委員会がパワハラを認定せず。昨年12月に解除されたが、任期切れの3月限りで役職を退く考えを示していた。この日の18年世界選手権報告会後に取材に応じた田中氏は「日本男子の技術などを参考にしたい」と、ナショナルトレーニングセンターの積極活用を強化方針に掲げた。まずは今秋の世界選手権での団体総合の出場権確保を目標に据えた。