伊藤有希(土屋ホーム)勢藤優花(北海道ハイテクAC)岩渕香里(北野建設)高梨沙羅(クラレ)で臨んだ日本は、2回合計768・3点で3位だった。

アンカーの高梨が2回目で95メートルを飛び、地元開催で表彰台は確保。女子団体がW杯種目に導入された昨季は2戦2勝だったが、3連勝はならなかった。

日本のアンカー高梨が、地元ファンの前で意地を見せた。日本の2回目3番手までの順位は3位。高梨が最後のジャンプでK点越えの95メートルを飛んで表彰台を決めると、待ち構えていた3人とハイタッチを交わした。W杯の種目に導入された昨季は2戦2勝。今季初戦で3連勝はならなかったが「楽しみにしていた団体戦で表彰台は非常にうれしい」と素直に喜んだ。最低限の結果に、一安心した表情だった。

前日18日までのW杯国別ランキングで、日本は4位。高梨の直前には、同3位ノルウェーのルンビが最長不倒となる98メートルを飛び、重圧のかかる場面だったが、しっかりとエースの役割を全うした。前日18日の個人戦では今季自己最高タイの2位、そしてこの日のチーム戦での表彰台。良い流れに乗って今日20日、今季国内最後のW杯となる個人戦に臨む。自身もファンも待つ今季初勝利へ「日本で勝つことは別格。優勝を狙って準備をしたい」と力を込めた。