伊藤有希(土屋ホーム)勢藤優花(北海道ハイテクAC)岩渕香里(北野建設)高梨沙羅(クラレ)で臨んだ日本は、2回合計768・3点で3位だった。 アンカーの高梨が2回目で95メートルを飛び、地元開催で表彰台は確保。女子団体がW杯種目に導入された昨季は2戦2勝だったが、3連勝はならなかった。

日本は2回合計768・3点で3位と表彰台を確保した。昨季2戦2勝に続く3連勝はならなかったが、地元開催で面目を保った格好。今季やや不振の伊藤有希(24=土屋ホーム)は1番手を任され「自分以外の3人のおかげで心強く飛ぶことができた」とメンバーに感謝した。

1回目は86メートル、2回目は87メートルを飛んで、ともに3位の順位。どちらも追い風で難しい条件だったが「今の自分は風のことを言えるほどのジャンプじゃない」と言い訳はしなかった。表彰台に貢献したが「1番手は勢いをつける大切な位置。自分の役割は足りなかったと思う」と内容に納得はしていない。W杯個人総合は昨季4位も、今季ここまでは13位。それでも国内戦でジャンプ全体の流れを意識してから、少しずつ状態は上向いてきた。今日20日の今季最後の国内W杯へ、「集中して日本で良いきっかけをつかみたい」と声を弾ませた。【西塚祐司】