13年連続の決勝となった水谷隼(29=木下グループ)が、昨年準Vの雪辱を果たした。初めての決勝進出を果たした大島祐哉(24=木下グループ)を4-2で下し、2年ぶり10度目の優勝で、最多優勝記録を更新した。

初戦を終えた時点から優勝の確率を「25%ぐらい」と言い、準決勝進出を決めた試合後でも「張本がいる限り、優勝の確率は25%」と思い切り、昨年決勝で敗れた張本を意識した。その張本がまさかの準決勝敗退。それでも、水谷は普段通りの冷静な試合運びで見事、王者に返り咲いた。

試合後「今年で最後の全日本選手権にしたい。来年は出場しないと思う」と話した。