スポーツクライミング女子のホープで、盛岡中央1年生の伊藤ふたば(16=TEAM au)は昨季ワールドカップ(W杯)に初参戦して力を磨いた。2020年東京オリンピック(五輪)の出場権獲得に向けて意欲を示す。

-W杯を経験して

「全然成績が出なくてすごく悔しい1年だった。選手のレベルも高く、みんな貪欲に勝ちにいくという気持ちが強い。課題(コース)はホールド(突起物)間の距離が遠く、パワー系のものが多かった」

-自信になったW杯の大会は

「(8月の)ミュンヘンのボルダリングはあと数秒早くゴールタッチしていれば決勝にいけた。全然緊張もせずしっかり考えて登れていた」

-スピードの記録は徐々に伸びている

「大会を実戦練習の場にできた。決勝トーナメントのような2人での勝負の方が得意。隣の人に勝ちたいと思うからすごく速くなる」

-意識するのは

「(スタート後すぐ左上方へ)飛びついた後の1、2手。体が振られた後の処理がうまくいくとタイムが出やすい」

-昨季は複合の試合に3度臨んだ

「どこかの種目で1位を取らないと上位に入ることは難しいと思う。ボルダリングで1位を取りたい」

-昨夏のアジア大会は複合の決勝で右膝を負傷して4位だった

「メダルを取れなかったことより、けがをしたことの方が悔しかった。もっと大事な大会に出られない状態にしてしまった」

-欠場した世界選手権を見て感じたことは

「リードの登り方は勉強になった。持久力のベースがまだ足りていないので登り込みたい」

-8月の世界選手権(東京・八王子)は東京五輪の出場権が懸かる

「しっかり勝たなきゃいけない。この一戦に全員がフォーカスしてくるので厳しい戦いになる。出場権を取って五輪に出たい」