東地区3位の昨季王者アルバルク東京が、同地区6位のレバンガ北海道に82-52で勝利して3連勝とし、今季24勝目を挙げた。

29日に34歳の誕生日を迎えた日本代表の竹内譲次(34)が先発し、第1クオーター(Q)、いきなり3点シュートを沈めてチームを勢いづける。207センチのインサイドプレーヤーながら、この日は2本の3点シュートを含む8得点、5リバウンド、2アシストと攻守の両面で躍動した。

リーグ戦もシーズン後半にさしかかり、竹内は3点シュートへの意識もより強くする。昨季の3点シュート決定率39・2%に対し、今季はまだ28・9%と伸び悩む。「昨季よりも確率が良くないので、そこでうちのゲームが機能していないとの思いもある。とにかく確率を上げたい」。

ルカ・パビチェビッチ監督からも、ゴール下で外国人選手と激しく体をぶつけながら、スペースが空いたらすかさずシュートを狙うことを求められる。「今は良い意味で吹っ切れて、打ち切れている」とこの試合で決めた2本の3点シュートにも前向きに話した。

2月には、東京五輪の予選も兼ねるワールドカップ(8月開幕、中国)出場をかけたアジア2次予選の最終ラウンドの2連戦が控える。男子日本代表がW杯に自力出場となると、21年ぶりの快挙。竹内は「34歳にもなりましたし、もう何年もはバスケはできない。だからこそ悔いの残らないようにしたいと思います」と決意も口にした。