全日本選手権を逆転で制した坂本花織(18=シスメックス)が、4大陸選手権連覇に挑む。SPは73・36点で2位発進となった。

グランプリ(GP)ファイナルで初優勝を飾った紀平梨花(16=関大KFSC)は68・85点で5位。

三原舞依(19=シスメックス)は65・15点で8位でのスタートとなった。

首位は73・91点でブレイディ・テネル(21=米国)だった。

フリーは8日(日本時間9日)に行われる。


坂本花織、紀平梨花、三原舞依

ショートプログラムを終えた右から坂本花織、紀平梨花、三原舞依(撮影・松本航)
ショートプログラムを終えた右から坂本花織、紀平梨花、三原舞依(撮影・松本航)

坂本花織

女子SP 演技する坂本花織(共同)
女子SP 演技する坂本花織(共同)

◆坂本花織の話 やばいくらい緊張したけど、ジャンプが軽々と跳べた。最後のスピンでぐらぐらして、またばかなことをしたなと思った。(フリーも)やるべきことはしっかりやりたい。

紀平梨花

女子SP 演技する紀平梨花(共同)
女子SP 演技する紀平梨花(共同)

◆紀平梨花の話 (直前の)6分間練習が終わった時点でトリプルアクセルを跳ぼうと決めたが、スピードが足らなかった。(フリーの前には)たくさん練習して、1本は絶対に構成に入れたい。

三原舞依

女子SP 演技する三原舞依(共同)
女子SP 演技する三原舞依(共同)

◆三原舞依の話 ずっとミスがない演技ができていただけに、本番でできないというのが自分の弱さだとあらためて感じた。しっかり明日に向けて切り替えたい。


<SP成績>


順位選手得点
ブレイディ・テネル(21=米国)73.91
坂本花織(18=シスメックス)73.36
マライア・ベル(22=米国)70.02
イム・ウンス(15=韓国))69.14
紀平梨花(16=関大KFSC)68.85
エリザベート・トゥルシンバエワ(18=カザフスタン)68.09
ティン・クイ(16=米国)66.73
三原舞依(19=シスメックス)65.15
キム・イェリム(16=韓国)64.42
10カイラニ・クレイン(20=オーストラリア)60.64
11ラーキン・オストマン(20=カナダ)54.99
12ベロニク・マレ(24=カナダ)54.97
13陳虹伊(16=中国)54.44
14ブルックリー・ハン(23=オーストラリア)54.22
15イー・クリスティ・レオン (16=香港)53.93
16アリソン・クリステル・ペルティケト(21=フィリピン)51.66
17キム・ハヌル(16=韓国)51.44
18ジョアンナ・ソ(19=香港))50.00
19イサドラ・ウィリアムズ(22=ブラジル)47.92
20エイミー・リン(19=台湾)46.99
21アレーヌ・シャルトラン(22=カナダ)45.89
22アンドレア・モンテシノス(16=メキシコ)42.92


<出場選手>

・カイラニ・クレイン(20=オーストラリア)

・ブルックリー・ハン(23=オーストラリア)

・イサドラ・ウィリアムズ(22=ブラジル)

・ラーキン・オストマン(20=カナダ)

・アレーヌ・シャルトラン(22=カナダ)

・ベロニク・マレ(24=カナダ)

・陳虹伊(16=中国)

・エイミー・リン(19=台湾)

・イー・クリスティ・レオン (16=香港)

・ジョアンナ・ソ(19=香港)

・紀平梨花(16=関大KFSC)

・三原舞依(19=シスメックス)

・坂本花織(18=シスメックス)

・エリザベート・トゥルシンバエワ(18=カザフスタン)

・アンドレア・モンテシノス(16=メキシコ) 

・アリソン・クリステル・ペルティケト(21=フィリピン)

・キム・ハヌル(16=韓国)

・キム・イェリム(16=韓国)

・イム・ウンス(15=韓国)

・マライア・ベル(22=米国)

・ティン・クイ(16=米国)

・ブレイディ・テネル(21=米国)

<4大陸選手権> 国際スケート連盟が主催する98~99年シーズンに創設された米、オセアニア、アジア、アフリカの4大陸の選手による大会。日本は過去、男子シングルで6度、女子シングルで12度の優勝を誇る。昨年の男子は宇野昌磨が銀メダル。女子は坂本花織が金メダル、三原舞依が銀メダル、宮原知子が銅メダルを獲得し表彰台を独占した。