柔道の17年世界選手権男子100キロ級金メダルのウルフ・アロン(22=了徳寺学園職)が6日、体重無差別で争う全日本選手権(4月29日、日本武道館)出場を目指すことを明言した。

グランドスラム(GS)パリ大会(9、10日)に出場するため羽田空港を出発し、「全日本選手権は今年の1つの目標。来年は東京五輪もあって忙しくなるので、何としても今年は優勝したい」と宣言。3月の関東地区予選に出場し、上位6位までに入ると、本戦出場資格が得られる。東京五輪を見据える上で、故障リスクも高まるが「大きな相手に勝てないと世界の100キロ級には通用しない。そこも1つの勝負」と、4度目の挑戦で初の全日本王者を目指す決意を示した。