日本女子は大坂だけじゃない! 女子テニスで、国別対抗戦フェド杯ワールドグループ2部1回戦、日本-スペインの組み合わせ抽選が8日、北九州市で行われ、日本はシングルスのNO・1に世界121位の土居美咲(27=ミキハウス)、NO・2に同123位の日比野菜緒(24=ブラス)を起用した。世界1位の大坂なおみ(21)は個人戦を優先し、今回の代表には選ばれてない。

土橋登志久代表監督は「大坂がいないことは関係がない。チームは今いる選手、スタッフで作り上げるもの」と、今大会の日本女子代表5人のチームワークを強調した。

スペインも、同15位で、全仏、ウィンブルドン覇者のムグルサ(25)、同26位のスアレスナバロ(30)を欠いており、今代表の個々の力は拮抗(きっこう)している。それだけに、個人戦とはいえ、チームワークが重要となる。

土居、日比野ともに世界ランキングを落としてはいるが、土居は元トップ30で、日比野も最高56位にまでなった。土居は「すごくいい状態。どれだけチーム力を発揮できるかがカギ」と話した。

日本は、15年にワールドグループから地域のアジアオセアニアゾーンに転落。4年間、地域で戦い、なかなかワールドグループに復帰できなかった。今年、久々のワールドグループでの戦いに、土居は「みんな、やってやるぞという気持ちがある」と、久々の世界の舞台で活躍を誓った。

組み合わせは以下の通り。

▼9日 シングルス2試合

日比野(123)-ソリベストルモ(78)

土居(121)-ガルシアペレス(161)

▼10日 シングルス2試合、ダブルス1試合

土居-ソリベストルモ

日比野-ガルシアペレス

加藤(47)二宮(23)-ボルソバサドイノフ(380)マルティネスサンチェス(16)

【注】( )は最新世界ランキング。ダブルスはダブルスの世界ランキング。