今季まだ勝利のない高梨沙羅(22=クラレ)は、合計263・7点で2戦連続の2位だった。

1回目はK点(85メートル)を5メートルも上回る90メートルに着地する大ジャンプに思わず拳を握った。5連勝中のマーレン・ルンビ(ノルウェー)とはわずか0・8点差の2位。今季初勝利を視界にとらえて臨んだ2回目も88・5メートルまで飛距離を伸ばしたが、最終的にルンビには及ばなかった。

それでも悲観はしていない。会場のリュブノの助走路は斜度がなだらかになってから踏み切りまで短いのが特徴。独特のジャンプ台に高梨も16年以降の4試合で未勝利だった。それが今回は公式練習から状態を上げ、K点(85メートル)を越える飛躍を2回そろえた。優勝にあと1歩まで迫り「徐々に上げていくことができてよかったです」。9日の団体第2戦へ向け「楽しみ。自分のベストを尽くせるように頑張っていきたいです」と表情は明るかった。