女子回転で渡辺渚(新井3年)が1本目4位から、2本目全体トップのタイムを出し、合計1分37秒96で2位に入った。

1位とはわずか0秒16差だった。「1本目は気が引けてしまったので、2本目は転倒覚悟で攻め切った。自分の力を出し切れたけど、あとちょっとで優勝できた。喜び半分、悔しさ半分」と苦笑いで振り返った。

2学年上の姉岬さん(20=自衛隊)も関根学園3年時に全国高校スキーに出場したが入賞できなかった。「私も昨年は入賞できなかったけど、初めて表彰台に乗ることができた。姉の分まで頑張れたのかな」と話した。卒業後は岬さんが所属する自衛隊に入隊する。150センチ、48キロと小柄なアスリートは「姉と一緒にもっと技術を上げて、強い選手になりたい」とさらなる高みへの挑戦を誓った。【永野高輔】

▼アルペン・女子回転(出場157人) (1)石塚結(秋田・角館)1分37秒80(49秒15、48秒65)(2)渡辺渚(新潟・新井)1分37秒96(50秒13、47秒83)(3)平井若菜(群馬・前橋商)1分38秒46(49秒25、49秒21)