競泳女子のエース、池江璃花子選手(18)が白血病と診断されたことを明らかにしました。

Q どんな病気ですか。

A 血液のがんの一種です。骨髄には血液の元となる造血幹細胞があり、これが増殖、成長して赤血球や白血球、血小板といった血液細胞が作られます。その過程で異常が生じてがん化した「白血病細胞」が、無秩序に増殖する病気です。国内で年に1万4千人程度が白血病と診断されています。

Q 珍しい病気ではないのですか。

A 国立がん研究センターによると、0~14歳と15~19歳の年齢層では、がんの中で最も多いのが白血病です。

Q どのような症状が出ますか。

A 白血病は増殖のスピードが速い急性型と緩やかな慢性型などに分けられます。急性型では貧血による動悸(どうき)や息切れ、体のだるさ、発熱などの症状が出ます。一方、慢性型では微熱など症状は軽く、初期は自覚症状がない場合も多いです。

Q 池江選手はどのタイプですか。

A 詳しいタイプは公表されていません。合宿先のオーストラリアで調子が上がらず、肩で息をするように苦しそうな様子を見せたそうです。コーチ陣が気づいて、検査をして分かりました。

Q 白血病の原因は何ですか。

A 他のがんと同じように遺伝子や染色体に傷がつくことで発症します。一方、ほとんどの患者の場合、なぜ傷がついたのかよく分かりません。

Q どんな方法で治療しますか。

A まずは抗がん剤などによる薬物療法で白血病細胞を死滅させ、正常な細胞が増えるようにするのが基本です。血液細胞を作る造血幹細胞を移植する手法もあります。白血病の種類や患者の年齢などを踏まえ、医師と相談して治療方法を決めることになります。