新体制で挑む北海道銀行は初戦でチーム京都に12-2、2戦目は東京都協会に11-6で2連勝し、4年ぶり2度目の優勝に向けて好発進した。

チーム京都戦は第6エンドのギブアップ勝ちの快勝だった。2-0の第2エンドでは不利な先攻で5点、第4エンドは後攻で3点と大量得点を重ねて圧倒した。

東京都協会戦は複数得点を取り合う接戦となった。同点の第8エンドはハウスを広く使い、ストーンをちりばめて3得点。続く第9エンドは相手のミスもあり2点のスチールに成功。ギブアップ勝ちとした。序盤は大きく曲がるアイスの状況にミスショットもあり苦戦したが、落ち着いた終盤にキッチリと得点につなげた。

昨年6月、五輪に3度出場したスキップ小笠原歩(40)が退団した。再出発した今季は4人のコミュニケーションに力を入れている。今回も曲がるアイスに対応するため、ショット間やエンド間で細かい情報を交換し合った。13日のチームかわむら戦に向けて、スキップ吉村紗也香(27)は「今日よりもさらに修正して1つ1つ丁寧に戦いたい」と意気込んだ。