フィギュアスケート女子で今季国際大会無敗の紀平梨花(16=関大KFSC)が15日、大阪・高槻市の同大学リンクで練習を公開した。

初優勝した4大陸選手権開幕直前の練習で左手薬指を亜脱臼。12日の帰国後にMRI検査などを受け、予定通りにチャレンジカップ(21日開幕、オランダ)出場を決めた。

アナハイムではテーピングによる固定だけだったが、特注の「透明ギプス」が完成。この日も終盤はトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を5本成功させ「こけても(薬指が)反らないようにフィットしているので『こけても大丈夫かな』っていう安心感がある」と力強い“援軍”を得た。

グランプリ(GP)ファイナル、4大陸選手権、世界選手権(3月20日開幕、さいたま市)の3冠となれば男女通じて日本勢初で「一番重要な試合は世界選手権なので、そこで勝たないと。今まで以上のショート(プログラム)、フリー完璧な演技で自己ベストを更新したい」と力を込めた。