女子ダブルス世界ランク1位の福島由紀(25)広田彩花(24)組が所属するSリーグ5位の岐阜トリッキーパンダースは、Jリーグ5位の日立化成を2-1(ダブルス、シングルス、ダブルスの順)で破り、9位でシーズンを終えた。

今季から加入したフクヒロペアは第1戦のダブルスに登場。第1ゲームは21-17と接戦だったが、第2ゲームは12-10の場面から「集中力を入れ替えた」(福島)と一気に9連続得点で相手を圧倒した。

試合後、広田は「1ゲーム目は自分たちのミスが続いていた。あの場面で集中力を上げていこうと話したら、ミスなく、あのような展開になった」と振り返った。

再春館製薬所(熊本)から移籍し、シーズンを終えた感想を福島は「リーグは全敗(0勝4敗)で順位決定戦というのは初めての経験。これで負けたら入れ替え戦という状況は新しい経験で、良い経験になった。自分たちにとってもプラス」と前向きに捉えた。

今年は五輪選考レースが始まる。福島は「五輪レースは初めての経験。(世界ランク1~3位を占める)日本人対決がすごく大事だが、勝ちきれるように、でも楽しんでやりたい」と意気込んだ。