個人総合首位に立つ小林陵侑(22=土屋ホーム)が2試合連続の表彰台となる3位に入った。1回目でヒルサイズに迫る144・5メートルの大ジャンプで2位の好位置につけると、2回目も143メートルを飛び、合計304・7点で順位を1つ落としたが、表彰台を死守した。個人戦も残り7戦となり、日本人男子初の総合優勝も射程圏に入ってきた。17日の個人第22戦を終えると、2度目の世界選手権(20日から、オーストリア・ゼーフェルト)が待つ。史上3人目のジャンプ週間4戦全勝、史上9人目となるW杯シーズン10勝など、とどまることを知らない若き日本のエースが大偉業に挑んでいく。