女子は中部電力が平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)女子銅メダルのロコ・ソラーレを11-3で破り、2年ぶり6度目の優勝に輝いた。今大会は1次リーグから決勝まで10戦全勝。平昌五輪男子代表の司令塔だった両角友佑氏(34)がコーチに就任し、攻めるカーリングで結果を出した。これで世界選手権(3月、デンマーク)の代表権を獲得した。

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中部電力が全てにおいて一枚上手だったと思います。やりたい組み立てもできていましたし、攻めのスタイルを確立できていました。ピタッと決めるフリーズショット(石と石をくっつける)も世界レベルです。フォースの北沢選手のメンタルが強く、プレッシャーのかかる場面でも淡々とこなしていました。

これからのカーリングは攻めないと勝てないと思います。両角コーチがいち早く取り入れたものを、しっかり確立できたのは大きいですね。男子でも守りのチームが多い中で、女子なのにあのスタイルができるのはスキルと体力、パワーを兼ね備えているからです。

若い中嶋選手がスキップでセカンド、経験のある松村選手がサードで体力を使うスイーパーとして生き生きしていました。フォースの北沢選手はショットだけに専念できるチーム編成で、それぞれの選手が伸び伸びとプレーできていました。(元日本代表サード)