ショートプログラム(SP)2位の紀平梨花(16=関大KFSC)がフリー1位の141・90点を記録し、合計208・34点で優勝、今季国際大会6戦全勝とした。

前日23日のSPはトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)が2回転半となるなどミスが目立ったが、フリーは冒頭の3回転半を成功。後半の3連続ジャンプでは回転不足があったものの、完成度の高い演技で、ガッツポーズも出た。

SP4位の樋口新葉(18=東京・開智日本橋学園高)は合計186・24点で3位。オランダメディアに対応した紀平の一問一答は以下の通り。

-フリーを終えてどんな気持ち

紀平 演技内容は本当に自分の最高が出せた。すごくうれしい。

-音楽と演技が合っていた

紀平 今シーズンは試合で強くなる練習をしてきているので、今回もいろいろなことがあって、バタバタしていたけれど、試合では集中することができたので良かったです。

-世界選手権(3月、さいたま市)へどんな期待を

紀平 ショートプログラムでノーミスの完璧な演技をして、自己ベストを更新して、フリーでもミスのないクリーンな演技で自己ベストを更新して、優勝できればいいと思うんですけれど、今はトリプルアクセルを3本決めたいなって思っています。

-オランダは楽しめたか

紀平 1回だけアムステルダムの近くに行くことができて、そこできれいな街を見て、リンクも温かい歓声で良かったと思います。