親子3代での五輪出場を目指す15歳の金戸凜(セントラルスポーツ)が、準決勝1組に登場した。

1本目は73・50点で7人中2番目につけたが、2本目と3本目が乱れて、得点が伸びなかった。314・75点で同組5位に終わり、上位3人が進出する決勝を逃した。

個人種目での同シリーズデビュー戦を終えた金戸は「1本目はよかったけど、ずっと緊張を感じていて。自分の緊張を自分で抑えられなかった。足が震えるぐらいでした。決勝にいけないのは悔しいけど、次頑張りたい」と、涙をこらえて口にした。

同組の荒井祭里(18=JSS宝塚)は、安定した演技を見せて、340・25点の2位で決勝に進出した。

出場6人の決勝では1本目で78・40点を出してトップに立った。しかし2本目で回転が足りずに入水が大きく乱れて40・50点。その後は立て直したが、327・10点と予選よりもスコアを落として6位だった。

荒井は「1本目ですごく回ったので、2本目も回るかなと思って早く離して、ショートした。油断してしまった」と振り返った。それでも「いい演技ができた種目もあったので、よかった」と納得の表情。現在、高校3年生で、4月から兵庫・武庫川女子大に進学することも表明した。

同シリーズは国際水連主催でリオ五輪金メダリストも出場する最高レベルの試合。今大会は、世界各国で5戦を行う同シリーズ開幕戦で、3日まで行われる。