卓球の全日本選手権(1月)で2年連続3冠(女子シングルス、女子ダブルス、混合ダブルス)を達成した伊藤美誠(18=スターツ)が5日、東京会館で行われた優勝報告会に出席し、世界選手権個人戦(4月、ブダペスト)でも「3冠を本気で目指す」と大きな目標を掲げた。

男女を通じて日本勢の世界選手権2冠はあるが、これまで3冠はない。日本協会がダブルスの代表を発表するのは9日だが「3種目出るつもりで準備しています。3冠できるチャンスは全然あると思う」と自信を持つ。

昨年のスウェーデン・オープンで中国のトップ選手3人を立て続けに破り、優勝した際、中国メディアに「大魔王」と書かれた。「卓球王国の中国でそう言われたことがうれしい。強くなって、もっと大魔王になりたいと思います」と意気込んだ。来年の東京オリンピック(五輪)へも「個人戦と団体戦で金メダルを取る」と明言した。