東地区最下位のレバンガ北海道は中地区最下位の横浜ビー・コルセアーズに73-82で敗れ、今季2度目の8連敗を喫した。4点を追う第4クオーター(Q)に27失点で力尽きた。ホームでは今年に入り未勝利の7連敗。白星を待ち望んだ4136人のファンを喜ばせることはできなかった。

過去2シーズン6戦6勝の相手との今季初対戦。内海知秀監督(60)は「得点能力が高いチーム。3人いる(200センチ超)ビッグマンに対応していくのが大事」と臨んだ。10試合ぶりに212センチバイロン・ミュレンズ(30)、206センチデイビッド・ドブラス(37)を併用しゴール下を固めた。前半は2人で18得点、反対に相手インサイド陣は計12失点に抑えた。

リバウンド数でも相手を5つ上回る26。外国人起用は的中していたが、前半にリードがわずか1点だったのが後半に響いた。ミスも多く、横浜の3点シュートの成功率が上昇すると点差を広げられた。内海監督は「イージーなターンオーバーが(19本と)多かった。このへんをしっかりやっていかない限りは勝ちには届かない」と振り返った。13日に今季最少得点で敗れた秋田ノーザンハピネッツ戦に比べ、フリースロー成功率やシュート成功率は上昇したが、求められるのは白星だ。この日の敗戦で残り14試合を全勝してもワイルドカード2位以上の可能性が消えチャンピオンシップ進出が完全に消滅した。今日17日も札幌・北海きたえーるで横浜と対戦する。B1残留のためにもホームでまずは連敗を止める。【浅水友輝】