東京が、Tリーグの初代王者に輝いた。第1試合、ダブルスに登場した水谷隼(29)、大島祐哉(25)組が岡山の上田仁(27)森薗政崇(23)組に敗れたものの、第2試合のシングルスでは侯英超(38)が吉村和弘(22)を抑える。第3試合、シングルスの世界ランキング10位の水谷は、同7位の李尚洙(28)に圧巻のストレート勝ちを収める。第4試合には張本智和(15)が登場。積極的な攻めで第1ゲームを奪い、第2ゲームは落としたものの、第3、第4ゲームを連取して締めくくった。

張本のショットが決まり優勝が確定した瞬間、水谷は張本のもとに駆け寄り、歓喜の輪が広がった。水谷は「最高に気持ちいいです!ありがとうございます」とあいさつ。「ダブルスで落としてしまって、シングルスでは落とせなかったので、強い気持ちが結果につながってよかった」と歓喜の余韻に浸った。