フィギュアスケートの世界選手権が20日、さいたまスーパーアリーナで開幕する。

<展望>

女子は今季国際大会無敗で、世界2位の合計233・12点を誇る紀平が優勝候補筆頭。3本の3回転半を導入予定で、ミスなく演技すれば総合力で優位。対抗は世界最高の同238・43点を持つザギトワ(ロシア)。1月の欧州選手権で同198・34点の2位と調子が気がかりだが、地力がある。全日本女王の坂本、前回3位の宮原、欧州女王のサモドゥロワ、今季からカナダに拠点を移したメドベージェワ(ともにロシア)は完璧な演技で食い込みたい。

男子は故障明けの羽生、2連覇を目指すチェン(米国)、4大陸選手権を制した宇野の3強による優勝争いが展開されそうだ。