今季の国際大会6戦全勝で、世界選手権初出場優勝を目指す紀平梨花(16=関大KFSC)がSP7位と出遅れた。冒頭のトリプルアクセル(3回転半)を失敗し、1回転半とみなされ0点に。今季国際大会では最低の7位発進となった。

◆逆転の紀平 今季国際大会6戦全勝で、うち4戦が逆転V。2月の4大陸選手権では、SP5位からフリーで153・14の高得点を記録。首位テネルとの5・06点差を逆転し優勝している。ちなみに、SPとフリーの合計得点で争う現行方式となった07年以降の世界選手権女子で、フリーでの逆転優勝は過去7度。最大点差は18年でSP4位のオズモンドが首位と7・54点差をひっくり返した。