3年連続出場の田中刑事(24=倉敷芸術科学大大学院)が冒頭でつまずいた。最初の4回転サルコーが2回転になってこの要素の得点が0点となる痛恨のミス。78・76点と大きく出遅れ、「踏み切りで良い形に持って行けなかった」と肩を落とした。

その後の3回転ルッツ-3回転トーループとトリプルアクセル(3回転半)ではGOEがそれぞれ1・77点、2・99点と評価を得ただけに、もったいない滑り。2月の4大陸選手権では7位と健闘している。世界選手権は17年19位、18年13位。目標とする初の1ケタ順位に向かって、フリーで巻き返しを誓った。