昨年11月の右足首負傷からの復帰戦だった冬季オリンピック(五輪)2連覇の羽生結弦(24=ANA)がSP(ショートプログラム)3位で迎えたフリーで合計300・97点で銀メダルを獲得した。

演技後の一問一答は次の通り。

-演技後に氷を触ったのは

羽生 氷の感触がSPと全然違って、氷が締まっていて、6分間練習に入った時に「ありがとう、大好きだ」と思ったので。「跳ばせてくれてありがとう」「最後まで(エッジに)引っかかってくれてありがとう」と思いました。

-日本での大会は

羽生 気持ちよかったです。日本の会場は全体的に清潔ですよね。目に入ったところが全部きれいで。「1つ1つの細かいところまできれい」と思って滑っていました。

-SP後に「自信をもって王者らしく」と言っていたが、そうなれたか

羽生 実際に自分にすごく集中して、自分の芯を持って(フリーまでの)練習できていたと思いますし、演技の方でもそういうことを感じて滑ることができました。結果としてチャンピオンじゃないので、そういう風には言えないですが。

-3年後の北京五輪について

羽生 来季に向けてのプランはまだ立っていない。もちろん足首の状態も考えないといけないと思うので。本当にいろいろなことを考えて、これから過ごしていきたい。もちろん五輪っていうのは、自分は2回勝つことができましたけれど、素晴らしいものだと思っていますし、五輪こそが競技者、フィギュアスケートのスポーツとしての一番の目指すべきゴールだと思っている。それを取ってこそ「チャンピオンだ」と言えるんじゃないかなと思っているので。誰が北京五輪でチャンピオンになるのかを楽しみにしながら、これから過ごしていきたいです。