フィギュアスケートの世界選手権に出場した日本女子の3選手が24日、会場のさいたまスーパーアリーナで大会の総括と、今後に向けての思いを語った。

女子4位の紀平梨花(16=関大KFSC)は来季に向けて「4回転だけじゃなく、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)の確率も上げたい」とキッパリ。前日23日は男子フリーの最終組を会場で見守り「どの選手にも心がもたないぐらい応援に力を入れていた。最高の演技ができるように願いすぎて、心がもたないぐらい応援して、疲れました」と柔和な表情を見せた。

5位の坂本花織(18=シスメックス)は「順位を気にするとやっぱりダメなことが多かった。結果を気にせず、やるべきことをやるようにしたい」と心の整え方に言及。こちらも男子の演技を見守り「『どうやって4回転を跳んでいるんだろう』と思って見ていた。それぞれの選手の跳び方があるので、いろいろ参考にして目に焼き付けました」と振り返った。

6位の宮原知子(20=関大)は来季、ショートプログラム(SP)、フリーともに新しいプログラムに取り組む予定だという。練習中の3回転半については「(プログラムに入れるためには)降りるのが大前提。諦めずに練習していきたい」と落ち着いた表情で意気込んだ。