体操男子で昨年の世界選手権個人総合6位萱和磨(22=順大)が25日、今季初戦となった英国でのワールドカップ(W杯)から帰国した。

合計83・731での3位に、「ある意味、各種目で変化を見せられた大会」とまとめた。一例に挙げたのはつり輪。ロシア式の技術を取り入れ、中水平技を改良してきた。「姿勢などが良くなり、評価された」と手応えを得た。過剰な首、肩への負担が減ったことで、他種目への好影響にもつながる。

今大会の結果次第では、今秋の世界選手権代表を決める可能性もあったが、「今回それをしっかり準備して狙ってきたんですけど、結果としてダメだったので、そこは少し悔しい気持ちもあるんですけど、まだシーズンとしては始まったばかりなので、この経験を生かして春先の試合につなげていきたい」と前向き。今後は国内で代表争いが待つが、「NHK杯で決めたいという気持ち強い」と青写真を描いた。