フィギュアスケート国別対抗戦(4月11日開幕、マリンメッセ福岡)の記者会見が25日、都内で行われた。男女シングル、ペア、アイスダンスの4種目の総合成績で争う団体戦で国際スケート連盟(ISU)公認で今季最後の大会になる。

世界選手権銀メダルの羽生結弦は欠場した。伊東フィギュア委員長は「なお羽生選手はけがのため、欠場させていただきます」と説明した。羽生のコメントを代読した。

「(昨年11月の)ロシアで痛めた右足は完治していませんが、世界選手権に向けて頑張ってきました。しかし今さらに右足に負担をかけることは厳しく、医師からも引き続きの加療が必要と言われました。国別対抗戦に出場できないことは残念ですが、1日も早くけがを完治させ、来シーズンに向けて練習に励みます」

羽生は、4カ月ぶりの復帰戦となった23日までの世界選手権で銀メダルだった。ネーサン・チェン(米国)と激闘を繰り広げた。試合後は2カ月間、痛み止めを服用しながら、練習を重ねていたことを明かしていた。17年、18年と2年連続で右足首を痛めており、慎重に患部の状態を見極めていく必要があることを口にしていた。

大会は09年にスタートして、2年に1度開催されている。今大会は日本、ロシア、米国、フランス、カナダ、イタリアで争われる。