B1東地区首位の千葉ジェッツが、同地区2位の栃木ブレックスに95-86で勝利し11連勝、今季44勝目を挙げ、東地区首位をがっちりキープした。

今節連敗すれば栃木に並ばれるという大事な初戦を自慢の攻撃力で制した。第1クオーター(Q)は、お互いの強力なディフェンスで、なかなか得点が入らない展開。それでもPFマイケル・パーカー(37)が200センチの長身を生かし、相手ゴール前に切り込み、次々とシュートを決め、17-13で終えた。

第2Qでは、26-22と追い上げられた残り4分35秒、味方が相手シュートを防いだあと、日本代表PG富樫勇樹(25)が豪快に3点シュートを決め、流れを呼び込んだ。富樫は終盤にも3点シュートを2本決め、41-30と突き放した。第2Q終了後には富樫コールが起こり、大歓声に包まれ、いい流れで後半に突入した。

第3Qに入り、相手の連続3点シュートなどで一時6点差まで詰め寄られるも、パスカットなどで流れを渡さず、徐々に点差を広げていった。

第4Qも富樫の3点シュートなどで点差を広げ、試合を優位に進めた。相手に行きかけた流れも、速いパス回しでリズムを作り、攻撃の手を緩めず、95-86で勝利した。

これで11連勝。31日も勝利すれば、1月に続いて3月1カ月間12試合を無敗で終える。栃木とは1月に3連覇を果たした天皇杯決勝でも激戦の末、勝利した。Bリーグ最大のライバルに今季3勝2敗と勝ち越し、首位の座を守った千葉は、このまま優勝まで突き進む。