競泳ニッポンの選手が、新元号にさまざまな反応を見せた。この日、日本選手権の前日練習が東京辰巳国際水泳場で行われた。女子で日本代表経験がある大橋悠依(23)と青木玲緒樹(24)は会場でライブ中継を見守った。大橋は「意外だった。昔に戻ったような感覚。そのうち『平成生まれなんだあ』と言われるようになるのかな。早く元号に慣れたいです」。青木玲は「『えー』となって、どう反応していいか、わからなくて」と驚いた。

平成の男子背泳ぎをけん引した入江陵介(29)は「テレビで見てから会場に来ました。不思議な感覚ですね。平成(の元号発表)は見てないので新鮮だった。僕は(06年に)平成生まれで初めて代表になった。また新しい選手が入ってくるのかな」。16年リオデジャネイロ五輪男子400メートル個人メドレー銅メダル瀬戸大也(24)は「画数が少なくて、わかりやすい。元号も変わるので心機一転。自分の夢である東京五輪、令和2年(2020年)に花を咲かせたい」と気合を入れた。

日本代表を率いる平井伯昌コーチ(55)は「なじみがないかもしれませんが、新しい時代ですよね、西暦じゃなくて。日本独自で、書きやすい漢字でよかったです」と口にしていた。