女子78キロ超級決勝は素根輝が8分55秒の長期戦で朝比奈を下し、3連覇を果たした。激しい組み手争いにどちらも攻め手がなかったが、最後はアジア女王の素根が小外刈りで世界女王の朝比奈から技ありを奪取し、これで直接対決4連勝。

「体が自然に動いた。直接対決で勝ったのは(世界選手権代表への)アピールになる」と話した。もっとも、この階級の代表選考は21日の全日本女子選手権(横浜)に続く。「まだ次(全日本)があるので」と素根が言えば、朝比奈も「世界女王のプライドと挑戦者の気持ちを持って、臨みたい」と最終決戦に向けて話していた。