秋田ノーザンハピネッツ(東地区5位)が84-92でサンロッカーズ渋谷(同4位)に敗れ、10連敗を喫した。前半をリードしながら、終盤はシュートミスなどが目立ち無念の逆転負け。リーグ勝率下位4チームによる残留プレーオフ圏内のまま、残り5試合を迎える。 

第4クオーター(Q)残り1分42秒にはジャスティン・キーナン(30)が、28秒では成田正弘(24)がともに4点差と詰め寄ったところでフリースローを2本とも外すなど、逆転のチャンスをみすみす逃した。逆に相手には倍の22本のフリースローを決められ、その差がそのまま結果に表れた。ペップHC(50)は「昨日、今日と勝っていてもおかしくない。いい部分はあったと思うが40分間続けないといけない」と無念の表情を見せた。

敗れはしたが、頼れる主将が存在感を示した。ここ5試合、10分以上の出場がなかった谷口大智主将(28)が、第1Q残り1分30秒から登場。終了間際の3点シュートでムードを変えると、第2Qでも3点シュート、シュートブロックなどでチームをもり立てた。「とにかくアグレッシブに戦おうと思っていた。結果にはつながらなかったけど、このまま続けていきたい」。正念場となるが「今大事なのは考えすぎずに開き直ってやること」とプレーオフ回避に向け、わずかな望みにかけていく。【野上伸悟】