60歳まで現役!? ノルディックスキー・ジャンプ男子の葛西紀明(46=土屋ホーム)が11日、都内で「コラントッテRESNO」の発表会に出席した。

「コラントッテ」は葛西も使用する磁気ネックレスなどで知られ、多くのアスリートが愛用している。新商品の磁気の入ったウエアを試着した葛西は「寝ているだけで疲れが取れる。50歳までと言っているけど、還暦ジャンパーまでいけるんじゃないか」と笑顔で話した。

目標は22年北京五輪での金メダル。同世代の元マリナーズ・イチロー氏が引退したことにも触れ「悲しい。頑張ろうという気持ちが減ってきつい」と胸の内を明かした。一方で現役を続けるJ2横浜FCのカズについては「刺激を受けている。同じくらい続けたい」と意欲を見せた。

今季は同僚の小林陵がW杯個人総合優勝。監督も務める葛西は「今までは僕が教えすぎたかな。(北京五輪の)団体で金メダルを取らせてもらいたいですね」。92年リレハンメル五輪から平成の冬季五輪8回すべてに出場。「平成では素晴らしい道を歩めた。令和では新しい伝統を作っていきたい」。新時代で9回目の五輪を目指すレジェンドは、金メダルまで走り続ける。【松熊洋介】