東京五輪の超新星だ。男子高飛び込みで、中学1年生の玉井陸斗(12=JSS宝塚)が474・25点で初優勝した。回転の速さを武器に、高難度の技を連発。2位に60点以上の大差をつけシニアデビューV。日本水連によると12歳7カ月での優勝は、94年に13歳、中学2年生で日本選手権を制した寺内健(38)を上回る史上最年少。世界選手権(7月、韓国)は国際水連の年齢制限ルールで出場できないが、来年の東京五輪は出場可能。飛び込み界に驚異の12歳が誕生した。

◆玉井陸斗(たまい・りくと)2006年(平18)9月11日、兵庫県宝塚市生まれ。3歳の時にJSS宝塚で競泳を始める。小1の時に飛び込みを始め、小5から寺内らとともに練習する。今年4月に宝塚市立高司中学校に入学。好きな食べ物は焼き肉(牛タン)。143センチ、36キロ。