仙台89ERS(東地区2位)が今季初の100点ゲームとなる108-67で青森ワッツ(同6位)に連勝し、今季最終戦を飾った。ダニエル・ミラー(27)が12戦連続のダブル・ダブル(18得点10リバウンド)を達成するなど、出場10人全員が得点をマーク。今季最多得失点差で快勝した。

プレーオフ進出が消滅した状況下でも、ブースターは温かかった。入場者は今季3番目に多い3640人。今季はホームに計8万2389人を集め、最終戦で逆転。B2でNO・1の動員力を確定させた。

8人で計15本の3点シュートを沈めた。開始から1度もリードを許さず、今季40勝(20敗)の大台に乗せた。5連敗後の第25節からチーム記録の11連勝を含めて14勝1敗。直接対決になった前節のアウェー群馬戦まで地区優勝争いに絡んだ。就任初年度の戦いを終えた桶谷ヘッドコーチ(41)は「(連敗して)残り15試合になったときは、40勝できるとは思っていなかった。選手やスタッフが頑張った結果。これがナイナーズの文化になる。(チームの)カルチャーを作り上げるための土台を築くことができた。この土台を来季につなげたい」と巻き返しを誓った。【佐々木雄高】