18年平昌オリンピック(五輪)フィギュアスケート男子銀メダルの宇野昌磨(21=トヨタ自動車)が6日、横浜市で行われた医療機器会社「コラントッテ」のトークイベントに出席し、5回転ジャンプに初挑戦したことを明かした。

4月中旬の世界国別対抗戦で5回転ジャンプの練習を行う意向を示していたが、同月末のアイスショー「プリンスアイスワールド」の練習中に初めて跳んだという。

宇野は「想像以上に難しかった。体が動いた時にやっても4回転半を回ったくらい。5回転はスケートをやる上での楽しみで、試合で跳べるほど安定してない。優先度は低い」と話した。来季に向けて、4回転ルッツなどを中心に習得する考えで「戦う武器を備えた上で(5回転の練習を)楽しみたい。もっと成長したい」と、さらなる進化を誓った。

イベントでは司会者からモデルの弟・樹(17)のことを聞かれ、得意のゲームでも“勝負師”である21歳は「最近は、会ってもスケートの話はせずに、ゲームの話ばかり。小さい時から4歳離れても手を抜かずにゲームをしていたためか、だんだん、樹がやってくれなくなっている」と苦笑いした。20歳となった昨年は、お酒にも挑戦した。「顔が真っ赤になって、飲んでみて気づいたのがあまりお酒が好きでない…。今後、試合後の節目などで飲むことはあると思うけど、自分で飲むことはない」と少し照れながら告白し、会場に集まった約2400人の笑いを誘っていた。