スノーボードオリンピック(五輪)連続銀メダルの平野歩夢(20=木下グループ)が、スケートボードで初の「日本一」に輝いた。準決勝を1位で突破した平野は高いエアを武器に決勝1本目に65・70をマーク。地元開催の大会で初優勝を果たした。

2位は63・30で永原悠路(13)、3位には62・30で笹岡健介(20)が入った。平野は3位だった3月の日本オープンとの総合成績で日本ローラースポーツ連盟の強化指定選手入り。日本オープン1位の笹岡、同2位の永原も強化指定選手となった。

パーク女子は開心那(ここな、10)が優勝。2位は岡本碧優(みすぐ、12)、3位は小川希花(きはな、18)だった。日本オープンとの総合成績で、岡本、開、小川が強化指定選手に決まった。

ストリート男子は15歳の青木勇貴斗が初優勝。2本のランでトップに立った青木は、ベストトリック2本目までで35・3点をあげ、そのまま逃げ切って頂点に立った。青木は日本オープンの4位と合わせてトップで強化指定入りした。

2位は根岸空(16)、3位は山下京之助(14)。日本オープン3位の山下と同2位で今大会4位の白井空良(17)が青木に続いて強化指定選手入りを決めた。

ストリート女子は中山楓奈(ふうな、13)が初優勝。2位は赤間凜音(りず、10)、3位は織田夢海(ふめか、12)が入った。日本オープンの結果と合わせて、中山と織田が強化指定選手入り。今大会決勝進出を逃した藤沢虹々可(ななか、17)が日本オープン優勝の貯金を生かして強化指定に滑り込んだ。