19日、スーパーフォーミュラ第2戦がオートポリス(大分県)で行われ、チームインパルの関口雄飛が優勝した。通算6勝目。

前日の予選は雨と強風のため中止となり、日曜午前のフリー走行を予選としてグリッドが決められることとなったが、そのセッションも雨のため本格的な走行が出いないまま関口は16番グリッドからのスタート。大半のドライバーがミディアムタイヤでスタートして1周目にピットインしてこれを捨てソフトタイヤでレースを走り切る戦略の中、関口はソフトタイヤでスタートして前がいなくなったところで飛ばす戦略。

しかし3周目にセーフティカー導入となり、後続とのギャップを広げたい関口には不利な展開となったが、8周目のレース再開から13周目に前走車を抜いてトップに浮上。そこから後続に45秒もの大差をつけ、40周目にピットインしタイヤ交換義務を消化。首位のままコースに戻って今季初優勝を果たした。2位には昨年王者の山本尚貴(チームダンデライアン)、3位は大嶋和也(チームルマン)という結果になった。

レースそのものはエキサイティングな展開となったが、降雨により安全の確保が難しいコンディションにもかかわらず予選セッションを断行したことなどレース運営に対する批判も相次ぎ、今後に向けた課題も改めて露呈することとなった。(山根玄紀通信員、米家峰起通信員)