5月25日、F1第6戦モナコGPの予選が行なわれルイス・ハミルトンがポールポジションを獲得した。予選の最終盤までチームメイトのバルテリ・ボッタスがリードしていたが、最後のアタックで完璧な走りを見せてポールポジションを奪い取り、「イエス! 見たか!」と歓喜の雄叫びを上げた。

「モナコは誰もが子供の頃から憧れる場所であり、僕にとっては今でもそうだ。今週はバルテリが速かったけど、最後は今までになく深い走りができた。本当に素晴らしい走りができたよ」

一方のボッタスは「ガッカリだよ。コースイン直後に渋滞に巻き込まれてタイヤに充分に熱を入れることが出来なかったんだ」と肩を落とした。

フェラーリは地元モナコ出身のシャルル・ルクレールの活躍が期待されたが、Q1で最初のアタックを終えた後にピットで待機するうちに16位まで後退してQ1敗退。各車の走行による路面の改善を読み誤ったチームの判断ミスだった。セバスチャン・フェッテルはQ3に進んだがガードレールに僅かに接触するなど苦戦して4位。3位にはレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが入った。(米家峰起通信員)