ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)が優勝した。今季4勝目、通算77勝目。メルセデスAMGは今季開幕6連勝を果たした。

ポールポジションからスタートしたハミルトンはレースをリードしたが、11周目のセーフティカー導入の際に交換したミディアムタイヤの選択がまずく、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)とセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)に後方からプレッシャーを掛け続けられる展開に。それでもハミルトンは78周を守り抜いて勝利をもぎ取った。

「今までで最もタフなレースだったよ。アンダーステアがキツくクルマが曲がっていかなかったんだ。あれは間違ったタイヤ選択だった。でもニキ(レース週末前に亡くなったニキ・ラウダ)の魂とともに走ったんだ。本当に素晴らしいレースだった。チームの開幕6連勝を誇らしく思うよ」

フェルスタッペンは2位でフィニッシュしたものの、ピットストップの際にボッタスを押し出すような形で交錯したため危険リリースと判断され5秒加算ペナルティが科されて最終結果では4位に後退し表彰台獲得はならなかった。しかしピエール・ガスリー(レッドブル)は5位、トロロッソのダニール・クビアトは7位、アレクサンダー・アルボンは8位とホンダ勢は4台全てが完走しポイント獲得を果たした。(米家峰起通信員)