全日本柔道連盟(全柔連)は27日、都内で常務理事会を開き、20年東京オリンピック(五輪)の代表選考方針を固めた。選手の準備期間確保へ向けて3段階に分け、早ければ11月のグランドスラム(GS)大阪大会後に五輪代表が決まる。柔道代表が五輪前年に決まるのは異例。6月4日の理事会で正式に承認される見通し。これまで最重量級の最終選考会を兼ね、4月に体重無差別で争う男女の全日本選手権は選考対象から外れる。

第1段階は世界選手権(8月25日開幕、日本武道館)優勝者がGS大阪大会を制し、強化委員会で出席者の3分の2以上の賛成を得れば代表入りが決定。次は来年2月のGSデュッセルドルフ大会(ドイツ)終了時点で1、2番手の差が圧倒的に開いていると強化委の3分の2以上が判断すれば決まり、4月の全日本選抜体重別選手権が最終選考会となる。代表決定に絡む強化委は報道陣に公開される予定。

全柔連は一昨年から世界選手権で早期の代表決定を導入。昨年は男子で66キロ級の阿部一二三(日体大)、60キロ級の高藤直寿(パーク24)が大会前年に代表を決め、2連覇につなげた。