男子バスケットボールB1の富樫勇樹(25=千葉)がBリーグ初の1億円プレーヤーになることが分かった。3日、都内で会見を開き、大河チェアマンが発表した。

18-19シーズンのB1所属選手(日本人)の平均年俸は1310万円で、Bリーグ開幕時の16-17シーズンより約500万円増となった。1000万円以上のBリーガーの割合は全体の47・2%でB1開幕時より30%近く増加。またB1所属の日本代表Bリーガーの平均年俸は3000万円を超えた。

今シーズンのクラブ収益総額215億円のうち、千葉の収益は約17億円。選手1人当たりに換算すると約1億3000万円となり、これはJリーグと比較すると中規模のチームに相当するという。大河チェアマンは「開幕時に1億円プレーヤーを出したいと思ってスタートした。Jと比べても千葉は1億円プレーヤーが出てもいいチームだと思う。富樫選手に一極集中して出したわけではなく、クラブが事業を大きくしてきた結果」と経緯を語った。

大河チェアマン退席の後、千葉・島田社長と富樫が登壇。島田社長は「ただいい選手というだけでなくビジネス面でも貢献したし、メディアの露出でスポンサーの増収にもつながった」と話した。

スーツ姿で登場の富樫は緊張した様子で「発表しようか迷ったけど、子どもたちに夢を与えるために会見を開くことを決めた。bjリーグ1年目は100万円からのスタート。自分の力は少なく周りのコーチやスタッフのおかげ」と語った。

それでもまだ平均年俸はプロ野球選手の約3分の1、Jリーガーの約3分の1程度。大河チェアマンは「それぞれのチームが育成をしてもっと日本人の1億円プレーヤーを増やして欲しい」と期待を込めた。

富樫が所属する千葉は18-19シーズンにおいて、勝率8割超で東地区優勝を果たした。上位8チームで行われたチャンピオンシップでは惜しくも2年連続準優勝に終わったが、チームの司令塔として活躍した富樫はMVPに選出された。日本代表の中心としてもチームを21年ぶりのW杯出場と44年ぶりの東京五輪出場へと導いた。