女子フルーレで世界ランク6位の日本は、同5位の韓国を45-29で破って優勝した。

アジア選手権が国際フェンシング連盟のポイント大会に認定された07年大会以降、同種目で日本が優勝するのは初。17歳でチーム最年少の上野優佳(北海道・星槎国際高)と世界ランク12位の東晟良(19=日体大)の10代コンビがチームを引っ張った。男子エペ団体は2年ぶりの3位となった。

チーム最年少とは思えないほど、上野は堂々としたプレーを見せた。45点先取の中、34-26と大量リードで迎えた最終ラウンド。「自分で決めるつもりでした」と相手エースを攻め立て、最後は圧巻の10連続得点で締めた。「この日のためにみんなで練習してきた。東京五輪に向けていい優勝になった」と胸を張った。日本のエース東も序盤に大量得点で試合の流れを作った。それでも「自分のやるべきことをやっただけです」と謙遜。7月の世界選手権(ハンガリー)に向け、エースは「このままメダルを取りたい」と世界の頂上も狙う。