女子テニスで世界1位の大坂なおみ(21=日清食品)が、20日に行われたネイチャーバレー・クラシック2回戦で同43位のプティンツェワ(カザフスタン)にストレートで敗れた後、記者会見の出席を拒否した。ツアーを管轄するWTA(女子テニス協会)は罰金を科す予定だという。

テニスの男女ツアーは、シングルスの場合、勝敗に関係なく、試合後の会見出席をルールで義務づけている。違反した場合、WTA規則では、罰金が科される。世界ランキングによって額が違い、世界1~4位は、最初の違反で5000ドル(約62万5000円)と最も高額で、最低は同21位以下の1000ドル(約12万5000円)だ。3回以上違反すると約倍に罰金が跳ね上がる。

大坂は、スタートから全く集中力を欠き、ミスを連発。0-5となり2ゲームを返したが2-6で落とすと、そのまま第2セットも力尽きた。今大会に出場している同2位のバーティ(オーストラリア)が優勝すると、世界1位の座を失うことになる。