20東京大会組織委員会の森喜朗会長(81)が27日、JOCと日本スポーツ協会の再統合をぶち上げた。

JOCの新体制発足を受けて取材に応じ「個人的な持論」としながら「この際、一本化したらいい」と発言。91年に日本体育協会(当時)から独立したJOCだが「それぞれの目標は達成した」と再び統合する案を披露した。

JOCは、政府の圧力に屈した80年モスクワ五輪のボイコットを契機に独立。「政治からの独立」を目指したが、国のスポーツ予算が増える一方で独自財源には乏しく、組織の弱体化が目立っていた。「まだ山下(会長)さんにも話していないが、明日にでもしようかと思っている」と話していた。